児童養護施設で働く繊細さん

このブログを見て下さり有難うございます☺︎

教育関係、児童関係に就職する誰かに送りたい本

こんにちは☺︎

 

今日は、私が施設に就職してから読み、感銘を受けた本を紹介したいと思います。

 

その名も「夜回り先生」です。

 

ご存知の方も多くいらっしゃるかもしれません。

 

ざっくり本の内容を伝えると、

様々な事情があり、深夜の繁華街を徘徊する少年少女を、夜回り先生が声を掛け、子どもたちの心に寄り添っていくストーリーがいくつか書かれています。

実話を元にしているため、よりリアルで、心苦しくもあり、感じることや考えさせられることが多くあります。

 

実際に児童養護施設で働いている私は、以前障がいを持つ子どもの多さについてもこのブログで書かせて頂きました。

私自身、自分なりに最大限子どもたちに寄り添うことで、非行を繰り返す子どもを正したいと必死になったことがあります。

まさに愛の力で直そうとしたのです。

 

しかし、この夜回り先生で学んだことは、少し違うことでした。

夜回り先生も、初めは愛の力で、少年少女を非行から脱却させようとしました。

それが間違っているわけではありません。

ただ、愛の力で直しきれないことがあるのも事実です。

 

そんな時、夜回り先生は、医者にこう言われます。

「あなたはその病気を愛の力で治そうとした。しかし病気を愛や罰の力で治せますか?高熱で苦しむ生徒を、愛情をこめて抱きしめたら熱が下がりますか?『お前の根性がたるんでいるからだ』と叱って熱が下がりますか?病気を治すのは医者の仕事です。無理をしましたね。」

 

それぞれの役割を全うし、子どもたちを守る。

子どもたちに寄り添うとは何か、

子どもたちが求めていることは何か、

ケアワーカーとして何をするべきか、

少しだけ分かったような気がしました。

 

大人を嫌う子どもたちだって、大人を嫌いながらも、いずれ大人になっていく。

大人側になっていってしまう。

その前に伝えたいことがある。

精一杯の送りたい愛情がある。

 

子どもたちと関わる全ての方に読んで欲しい本です。

この本を読んで、より一層、子どもたちへの関わり方を考えるきっかけになりました。

 

今日も有難うございました🌈

皆さんにとって素敵な一日になりますように☺︎

 

今回紹介した本はこちらです↓