児童養護施設で働く繊細さん

このブログを見て下さり有難うございます☺︎

児童養護施設にはどんな子どもがいるの?

こんにちは☺︎

 

本日は、児童養護施設にはどんな子どもが生活しているのかを、簡単にではありますが、お話したいなと思います🙂

 

児童養護施設と聞いてぱっと思いつくのは何でしょうか?

虐待?非行?孤児院?💭

色々あるかと思いますが、ズバリ‼︎【家庭】です‼︎

子どもたちも、普通の子どもたちです👍

ただ、愛着不全の子どもたちはかなり多いです。

 

施設で生活していない子どもでも、愛着不全を抱えている子どもは、実は多いと思います。

家族と離れて生活していること以外にも、職員もローテーションで回っていたり、一人のためだけに費やすことが出来る時間も、一般家庭の子どもよりもかなり少ないことを考えると、愛着不全を抱える子どもの多さは想像がつくかと思います😥

 

児童養護施設にいる子どもたちは、両親が揃っている子ども、家族と交流がある子ども、親戚等との関わりが全くない子ども、施設内でもそれぞれです。

学校に行くと、家庭環境で言えば少数派になってしまう子どもたちですが、施設の中では、少数派の中でもさらにいろんな家庭の形があります。

 

集団生活の中で、職員も全ての子どもたちを平等に見てあげられているのか...というと、「はい」と言える自信は全くありません。

必然的に手のかかってしまう子ども、埋もれてしまう子どもがいるのも事実です。

一人で何人もの子どもたちを見ることには、その日その日で限界があります。

その背景には、人手不足、離職率の高さ、そして、保護児童の増加等があります。

熱い思いを抱いて入職しても、正直大好きな子どもたちの気持ちに100%で寄り添いきれないことに、苦しさを感じる瞬間が多々あります...

 

話は戻りまして...

 

近年、子どもの個性や特性に、障がい名が付くことが多くなったように感じます。

その影響もあり、施設にも障がい名を持つ子どもたちが数年前よりも増えたそうです。

子どもたちのタイプ自体も変わってきているとも言われています。

そんな、障がいを持つ子ども、そうでない子ども、虐待を受けて育った子ども、非行に走り措置に至った子ども、小さな頃から施設で育った子ども、大きくなってから施設に入所した子ども...

虐待の種類も様々で、虐待を受けた影響から、暴言暴力が日常茶飯事になっている子どももいれば、失敗や叱られてしまうことを過度に恐れ、自分を閉ざしてしまった子ども...

同じ空間の中で、叱られている人がいるということが、大きなストレスになってしまう方は、大人でも多いと思います。

子ども同士のカースト制度のようなものも、正直ないとは言い切れません。

そんな環境の中で、子どもたちが安定した心で生活を送ることは容易なことではありません...

子どもたち自身も、どんな環境でもあることですが、職員によって態度を変えたりと、中々統一した養育を行うことも難しいです。

最近では、5〜6人くらいの少人数ユニットにして子どもたちを育てようという動きもありますが、既にそうなっている施設、今すぐには厳しい施設があります。

国から言われているようですが、出来上がっているものを変えていくのは中々大変ですよね💧

しかし、小舎制になることで、どの時間も職員が一人で見なくなってはいけなくなるとも言われているため、それもそれで...と、メリット、デメリットはやはり付き物です...

 

あれこれ言いましたが、※もちろん施設によります‼︎

こんなことばかり言っていますが、職員をやっていて良かったと思う場面もたくさんあります🙂

大変な時もありますが、みんなとっても可愛いです🌷✨

やってて良かった話はまた今度したいなと思いますが、

一つ言いたいことは、子どもたちの寝顔まで見れるなんて、幸せですっ。

一日暴れた子どもも、ぐっすり眠っている姿を見ると、愛おしい気持ちでいっぱいになります🛌

甘え方が苦手なだけで、甘えられる環境を作ってあげると、素敵な笑顔で寄ってきてくれます😌関わり方が難しい子どもでも、根気強く関わると、振り向いて、突然信用、信頼してくれるようになることだってあります💪

伝えたいことがたくさんで、溢れるように書いてしまいましたが、今日はこんなところにしておきますっ🙇‍♀️

 

長々とお読み頂き有難うございます☺︎

もっと多くの方に児童養護の現状を知っていただきたい気持ちは山々なのですが、職業の特性上、全てをお伝えすることが出来ないこと、とても悲しいです...

 

他のブログにも、関連した話を書いているので、見ていただけると嬉しいです。

 

今日もみなさんにとって素敵な1日になりますように☺︎